院長のご挨拶

”こころ”の病院に、高齢化社会の役割を加えて、病院機能を重点化

当院は旧病院時代より、長年札幌市西区において精神医療に携わってまいりました。 2004年に新しい病院を改築し、名称も札幌西の峰病院と改名し今日に至っております。 新築にあたっては、ストレス社会とこれに関連した病態へ対応するため、開放療養病棟を開設し、退院後の社会復帰を支援するためデイケアを開設。 社会復帰支援のためのマンパワーも拡充してまいりました。また高齢化社会の進展を見据え認知症治療病棟も開設しています。 精神医療の長年の経験を生かした医療を今後も継続してゆくことはもちろん、地域の特殊性に踏まえ、かつ時代の要望に応えてゆくことも当院の重要な役割と考えています。 とりわけ高齢者医療の要望は一段と高く、高齢精神疾患やせん妄への対応などは、これからも重要な課題と考え日々取り組んでいるところであります。 地域の医療機関との連携を重視し、地域で支える医療体制の一翼を担うべく、気概も新たに取り組んでまいります。皆様のご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

札幌西の峰病院
理事長・院長 柴崎淳一

施設紹介

医療法人札幌西の峰病院
 診療科目:精神科・内科
 病床数 :157床(認知症治療病棟1病棟、精神療養病棟2病棟)
 併設施設:精神科デイ・ケア「やまびこ」
 開設日 :昭和44年10月

 札幌市西区の平和の滝の手前に位置する札幌西の峰病院は、自然が豊かな住宅街の中に位置する病院で、入院による治療と外来による治療を行なっている病院です。
入院施設としては、認知症治療病棟1病棟と精神療養病棟2病棟の合計3病棟で157床があります。
 病院の中には、100坪の広さがある体育館や生活機能訓練室、陶芸室、料理教室などの作業療法室があります。体育館では夏祭りや展示会など行事のイベント等を開催したりしています。
 また、病棟内には喫茶店の雰囲気を味わう喫茶コーナーや多目的ラウンジなどを設けています。これらの設備は精神科作業療法のプログラムに広がりを与えており、療養環境を充実させる効果が得られています。
 作業療法士や精神保健福祉士、臨床心理士など他職種が連携をして、患者様の治療にあたっています。また、歯科医が毎週2回来院して入院患者様の口腔ケアを診てもらっています。洗面洗髪化粧台が設置され、理美容師が定期的に来院しています。
 また、退院後の社会復帰支援として院内に精神科デイ・ケア「やまびこ」を併設しています。プログラムを通じて社会復帰を支援するだけでなく、当院だけでなく地域にある他の社会資源とも連携した複合的な支援を行って入院から社会復帰まで一連の支援を行なっています。

病室はチェストで仕切りを設けることで個室感のある病室を心がけています。
病棟は明るく木目調を基調としたぬくもりを感じる療養環境が整っています。
病院には日本庭園もあり療養の一環として庭園に出ることもあります。